logo:詳細(ドリル研削盤/オート)
DG40AX
切刃逃げ面研削とクロスシンニング研削をワンセッティングで迅速に処理
穴加工における生産性の向上をはかるために、現在、剛性の高い強力ドリルが開発されています。しかしこのドリルはウェブが厚いため、従来のドリルの研削盤で刃先成形を行うと、この厚いウェブがデッド部となって切削抵抗が大きくなってしまいます。この問題を解決するには、デッド部が切刃として作用するクロスシンニング成形を行い、切削性能を向上させる必要があります。
そこで開発されたのが、弊社の「自動ドリル研削盤オートクロス」です。
このドリル研削盤はクロスシンニングと逃げ面を連続して成形できる方式で、これまでのドリル研削盤の概念を打ち破った新機構となっています。しかもこのドリル研削盤はこれまでの経験や勘に頼る複雑な調整がなくて高精度で短時間にドリル刃先の成形が行えるため、ドリル研削の効率と経済性を大きく向上させました。
logo:check自動でドリルの逃げ面とクロスシンニングを同時に成形できます
ワンチャックで右ねじれ二刃ドリルの逃げ面研削とX形シンニング成形研削が連続して行えます。これにより、作業者の経験や勘に頼らなくても常に安定したドリル刃先形状が得られます。
logo:check砥石摩耗も少なく高精度で研削できます
一回転ごとに切刃の逃げ面研削とシンニングが行われ、ボラゾン砥石の採用と湿式研削(ストレートオイル)で砥石摩耗も極めて少なく、高い研削精度が得られます。
logo:checkセッティングが簡単。複雑な調整がいりません
ドリルセッティング装置に簡単にセットするだけ。シンニングのすくい角や逃げ角、先端角など、複雑な調整を行う必要がありません。
logo:check研削時間のバラツキがなくスピーディ
従来の機械では、工程ごとに調整する項目が非常に多く作業者の勘に頼らざるを得ないため、研削時間にバラツキがありました。本機では、新機構のドリル研削のためこれらの調整が固定化でき、そのつどの調整が不要となり、作業者による研削時間のバラツキがなく、切削時間も大幅に短縮しました。
logo:check省スペース・低コストを実現
従来はドリルの逃げ面、クロスシンニングの両方の成形のために2台の専用研削盤が必要でしたが、本機1台のみとなり、設置スペースおよび設備コストを半分に節約できます。
logo:check作業時間を大幅に短縮
これまで手動で行っていた作業を、ドリルの着脱以外はすべて自動で行うことにより、作業時間の大幅短縮が可能。実質的なコストダウンがはかれます。
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